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2009年10月13日 (火) | Edit |
R134とは
神奈川県横須賀市を起点とし、同県中郡大磯町を終点とする一般国道の事。

R134 茅ヶ崎海岸線


ヒカルのような北海道人にはR134がどこのルートなのかサッパリわかりませんでした。
R134は海岸線がいい感じですね。
オープンカーなどでドライブすると気持ち良さそうです。


さて、このR134というタイトルはこの小説の中でどんな風に位置しているのでしょうか。
橘紅緒さん、デビュー作からずっと読み続けてる作家さんで、そして今も必ず買う作家さんです。

うまく感想が書けるのか・・・・・かなり不安ですが、とりあえず挑戦してみます。

R134 (SHY NOVELS 231)R134 (SHY NOVELS 231)
(2009/09/26)
橘 紅緒

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STORY

「俺だけ見て、俺に話して、俺だけに優しくしてくれればいいんだよ」
四年前、白倉梓朗は幼馴染みで誰よりも大切な麻也を守るため、留学を決意した。
そして今日、麻也のもとへ帰ってきた。
けれど、梓朗の留学を裏切りとしか考えられなかった麻也は
「一生おまえの顔は見たくなかった」と梓朗に告げる。
一緒にいることに馴れすぎていたふたりの別離。
それは互いに不安とより強い独占欲を抱かせもした。
麻也を誰よりも理解しているのは自分だ、
絶対的な自信を持っていた梓朗だが・・・!?




一本のロープに何カ所か結び目があって、それを端からたどって一つ一つ結び目をほどいて行くと最後には綺麗な一本のロープになりました!という感じの小説かな?

て、大雑把な例えでよく分からないよね。(^◇^;)

読み進めて行くと、途中、登場人物が何故そう思うのか、何故そうするのか、よく分からなくて置いていかれるような感じになる所があるんです。でも、先を読むとちゃんと答えがあって、未解決な感情が綺麗に繋がっていく・・・・まさに橘ワールドです。


ネタバレ率95%になっております。(当社比)
許せる方のみ続きをお願いします。

主な登場人物

・白倉梓朗(しらくらしろう)・・・元モデル現在ジュエリーデザィナー
・麻也(まや)・・・・モデル 梓朗とは幼馴染み 
・由宇(ゆう)・・・・・麻也の拾ってきた中学生

「ニューヨークに行くなら死ね」麻也に言われて4年・・・・
ニューヨークにデザインの勉強に行った梓朗が帰国した所から物語は始まります。


二人の過去

麻也と梓朗は団地の同じ棟に暮らす幼馴染みで同級生。
お互い片親同士で毎日一緒にいた。

母子家庭だった麻也の母親は幼い息子がいる部屋に若い男を招いて淫行にふけり
麻也が中学生になった時、母親は男と姿を消した。
麻也は誰にも頼ろうとせず母親の生計のやり方を真似て女に自分を買ってもらったのだが
幼少より目の前で繰り返された母親と男の情事によって女の躰に対するトラウマが植え付けられ女と性交渉の後に嘔吐しガクガク震えていた。
梓朗はただひたすら彼の躰を抱きしめているしかなかった。

梓朗と離ればなれになる事が嫌で施設に入る事を拒んだその頃
麻也の躰を買った女が現れた。

彼女は『R+L』の専属モデルで
麻也のモデルとしての素質を見抜きJ氏の元へ連れて行きハウスの一員となる。
その時、麻也の要求で梓朗も一緒にハウスの一員となった。


麻也は身長195㎝でショーモデルとしては一級品だ。
梓朗にはモデルとしての限界が見えていた事からJ氏と話し合い
4年間デザインの勉強にニューヨークへ行っていた。

ファッションクリエイトチームの仲間はシェアハウスで共同生活を送っている。
帰国した梓朗を迎えに来たのは、梓朗のデザインの才能に惚れ込んでいた美実と幼馴染みの麻也。

さて、このハウス
カメラマンやメイクアップアーティストなど
住んでいる奴らはみな飛び抜けた才能を持ち、そして、理解しがたい面を持つ。
奇抜な住人達が登場して来るのだが、何故か、それほどの絡みもなく流れて行きます。
ここの住人達は、4年間の時の流れ?みたいな存在なのでしょうか?
あの頃とは違う環境が出来てる・・・みたいな意味なのか?
それとも名前のみしか登場して来なかったJ氏を含め次作の伏線なのか・・・・・・
単にガヤ的な存在なのか?


ハウスに戻って来た梓朗は自分の部屋がベッドだけはまともで
後はめちゃめちゃな状態を目にした。
全ては麻也の仕業。

ずっと側にいてくれて当たり前だと思っていた幼馴染みが遠くへ行くというのは
麻也にしたら、裏切られたようなものだ。
過去に母親が自分を捨てて男と出ていった記憶が
遠くへ旅立つ梓朗に重なり『捨てられた』と思わせるのだ。
梓朗がニューヨークへ旅立った後
麻也は海岸で由宇と名乗る子を拾った。

ハウスに連れて来て、一緒に住むようになる。

梓朗と離れてから麻也は荒れ狂い、夢でうなされ吐き続ける。
おぼつかない足取りで向かう先は梓朗の部屋のベッド
そこで眠れば翌日はいつもの麻也になれる。

麻也がそこまで重症だという事を梓朗は知らない。

梓朗が帰国して自室で寝ていると、そこにふらりと麻也がやって来て
梓朗の温もりに包まれて眠る

梓朗は麻也に友人以上の思いを抱き、そんな自分の気持ちを抑えるためにも
ニューヨークへ行く4年間という時間が必要だったようです。
過去のトラウマから麻也は、男も女も拒否してしまう。
そんな麻也に自分の気持ちを伝えて拒絶に合う事が怖い


麻也の心を大事にしたいと梓朗は思っていたが
モデルのリナが
「麻也を子供のままにさせちゃってるのって、シローくんなんじゃない」と確信を付く。



幼馴染みでいつも二人でいた。
つらい時、麻也を抱きしめてくれたのは、梓朗だ。
梓朗が自分じゃない誰かと寝る、自分の知らない梓朗を知ってる人間がいる・・・・
そう思うと麻也は嫉妬から梓朗に「させろよ」と迫る。




どんな形であろうと欲しいものが与えられた梓朗は、すべてのものが新しく生まれ変わっているような翌日を迎えたのだが・・・・・・由宇の存在に痛みを感じる。

麻也と由宇が一緒にいるシーンを見て梓朗は自分以外の人間が麻也の側にいるという現実が許せなかった。醜悪なエゴイズムに囚われる。

麻也に自分を選ばせ由宇を捨てさせる事なんて出来ない。
麻也に母親と同じ事をさせてしまう・・・。
そう思った梓朗の次の行動は、麻也から離れる事。

「ニューヨークへ戻る。今度こそ本当にお前の中の俺を殺してくれてかまわない」

梓朗の事が理解出来ず、暴れる麻也は「由宇も連れていっしょに行く」と言い出す

それでは、ニューヨークへ逃げる意味が無い。ならば、
ニューヨークに戻るのも麻也を好きでいることもやめにした。
「これからは、家族を想うように麻也を愛していくキスしたりするのもやめとこう」と伝える。

麻也は梓朗を親友だとか、家族だとか、恋人だとかそういう枠で考えない
梓朗の存在自体が絶対

梓朗は麻也の恋人になりたかった。

でも相手の気持ちが全部自分に向いていないと不安になったり許せなくなったりする。

家族として一緒にいよう・・・という梓朗を
麻也は自分以外の人間が梓朗の恋人になるのは我慢できない。
「自分が恋人になる」と強引に押し倒す。

苦しい拒絶の中から言ってはいけない言葉が飛び出す。


「お前、選べるの?俺か由宇か選べるの?」

「俺はあの女の血を引いている。梓朗以外のものなら捨てる」

言わせてはいけない言葉を言わせてしまった事に梓朗は自己嫌悪する

由宇を捨てるという麻也に今度は梓朗が由宇の面倒を見ると言い出して
麻也は嫉妬という気持ちを理解する。

梓朗の気持ちがようやく分かった麻也
二人が欲しいのは『ずっと一緒にいよう』・・というシンプルな思いだけ。


ニューヨークコレクションから帰国した麻也は迎えに来た梓朗を見て
ようやく寝れる・・・と膝枕してもらいながらR134を帰ります。

R134、帰る場所へ続く道の事だったのですね。
由宇の存在は二人の心を測るファクターだったのかも知れません。

梓朗がいなくなって由宇という存在を受け入れた麻也
もし梓朗が10歳以上麻也より年上だったら、由宇の存在を抱えた麻也まるごと
愛する事が出来たかも知れないのでは・・・・と思います。

帯文にある「俺だけ見て、俺にだけ話して、俺だけに優しくしてればいいんだよ」

自分以外は見るなよ・・・という小説です。


梓朗以外要らないという麻也と自分以外の人間は見て欲しくないという梓朗
お似合いですよ。この二人は。


帰って来たな・・・と思う景色はいつでも温かい色であって欲しいものです。

コメント
この記事へのコメント
おはようございまーすw

攻めの執着もさることながら、このお話の受けは一見穏やかそうにみえて、実は攻めよりも強い独占欲を秘めていましたよね。
グルグルと悩んでいますが、けっして弱い子ちゃんではない受けの梓朗。
このカプは誠好みでした。

個性的なキャラが盛りだくさんなので、是非ともスピンオフを!と思います。
特にJ氏!!
謎だらけの人物ですよね。

スッゴク気になります((o(> <)o))
2009/10/14(Wed) 09:00 | URL  |  #/5lgbLzc[ 編集]
ドライカレーが食べたい
誠 さん こんにちは~v-411

やはり謎の人物J氏が気になりますよね。
ファッション業界のリッチな青年実業家? などと想像してしまいます。
お相手はハウスの住人なのか、それとも、外部の人間なのか・・・・
J氏はとても懐が深いようなイメージがあるのですが・・・・。
スピンオフが出るか出ないか・・・・読者の反応次第なのでしょうか?

作中で梓朗の作る「ドライカレー」が実に美味しそうでした。v-374

独占欲は梓朗の方が強いとヒカルも思います。
激しさは麻也の勝ちですね。

コメントありがとうございました~v-39  by hikaru
2009/10/14(Wed) 10:49 | URL  | hikaru #-[ 編集]
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