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2009年11月19日 (木) | Edit |
海賊シチュだからこの本を買ったのか?
いや・・・・違う。
佐倉朱里さんの本だから「緋色の海賊」の購入を決めたハズ・・・・

それなのに、それなのに~~~~~(;→㉨←)

ヒカルの頭ン中は、松岡なつきさんのF&Bがぐるぐるぐるぐる~~
切っても切っても金太郎アメの如く浮かび上がって来る。
そして時にパイレーツオブカリビアンの
『ジャック・スパロウ』が被さってくる。 200607002Ejpg.jpg


このイメージをどうにかして奥に閉じこめないと
佐倉さんの世界を堪能出来ないじゃないか・・・・・

時代設定も近いし、登場人物の攻め様がナイジェルのように隻眼!

こりゃ!ヤバイぜよ。


緋色の海賊〈上〉 (リンクスロマンス)緋色の海賊〈上〉 (リンクスロマンス)
(2009/11)
佐倉 朱里

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STORY

洋上任務を終え、帰国の途についていた英国海軍のフリゲート、インヴィンシブル号。その艦上にいた英国海軍将校のキャプテン・コリンズは、カリブ海を航海中、背中に深紅の鳥の刺青を背負った男を救助する。彼は海賊“ルビー・モーガン”の船長、山猫と恐れられるキャプテン・スカーレットだった。山猫を捕縛したコリンズだったが、偽ルビー・モーガン出現の報を受け、その討伐のため、嫌々ながらも山猫と行動を共にすることに…。




緋色の海賊〈下〉 (リンクスロマンス)緋色の海賊〈下〉 (リンクスロマンス)
(2009/11)
佐倉 朱里

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STORY

英国海軍のキャプテン・コリンズと、山猫と呼ばれる海賊キャプテン・スカーレット。追う者と追われる者、対極にいる二人だったが、同じ獲物を追ううちに再び巡り合うこととなった。コリンズを掌中に収めたい山猫は、あの手この手を使って彼を海賊に引き込もうとするが、いずれも空振りに終わる。業を煮やした山猫は、ついに強硬手段に出るが…。相容れない運命の二人の関係に、遂に終止符が打たれる―。

hon.gif

追う者と追われる者

追う側の攻め様は海軍の将校、追われるのは見目麗しい海賊のキャプテン。

さて、この物語り、どんな風だと想像しますか?
攻め様が海賊を追いつめて、身分違いの恋?みたいな展開か?
荒くれ海男のただひたすらに熱い執着なのか?

佐倉さんの小説です。
2段組で上下巻といえば長編!

櫻井しゅしゅしゅさんの表紙絵を見て下さい。

上巻・・・・海軍将校です。ちょっとストイックな色気を感じさせませんか?
下巻・・・・海賊船長。お洒落で派手好きちょっぴりじゃじゃ馬系?

長編だけどエピソードごとにくぎられて
長さを感じさせません。読みやすいです。

佐倉さんだけに下調べはバッチリで
文章にリアル感を持たせ読者をグイグイ引っぱって行きます。

面白いと思ったのは
翻訳小説のような雰囲気で書いてみた・・・
という著者の拘り。
なかなかにニクイ演出をされるじゃありませんか( ̄∀ ̄*)

ネタバレはかなり控えた状態で
どんな風?だけで宜しければ
ずずずいっ・・・とお進みくだされ

舞台は洋上      フリゲート艦


英国海軍のフリゲート艦、インヴィンシブル号のキャプテン・コリンズは、
カリブ海を航海中、手と足を縛られた状態で
波間に浮き沈みを繰り返す男を救助する。

意識の無い男の服を剥ぐと背中に真紅の鳥の刺青が・・・。
これは、海賊のしるしか。
当時、英国海軍と海賊は敵対する仲で、捕らえられた海賊は
縛り首とされていた。

「貴殿のお名前と、あんなところで、尋常でない水練をしていたわけは?」
と尋ねると

「私は、ジェームズ・グリーナウェイで商人です。買い付けに来て海賊に襲われました。」

海賊ではないかと疑いカマをかけて質問をするが
ジェームズ・グリーナウェイはどこまでもしらを切る。

「どうして、私を海賊だと?」

「・・・・その背中の刺青だ。」


「海には魔物が出る。魔物に船を沈められたりしないように、おまじないですよ。」
「全部刺青を見せてあげましょうか。」
と白いリネンのブラウスを肩から落とす。

尾羽の先は腰の下まで続いているのですよ・・・の言葉でコリンズの視線が下に向くと
グリーナウェイは素早い動きでみぞおちに拳をたたきこんだ。

船室を飛び出したグリーナウェイを海兵隊員が銃口を向けて待ちかまえていた。

「きったねえな。初めからそのつもりだったんだな?」



「用心のためだ。」   



そしてグリーナウェイは自分の正体を海賊船ルビー・モーガンの恋人、キャプテン・スカーレット(通称:山猫)と認め捕錠をかけられて連行された。

これが二人の出会いである。



山猫がジャマイカ島の英国海軍基地に囚われて20日たった頃、

ここにいるはずの山猫がルビー・モーガン(山猫の海賊船の名前)で洋上を荒しまわっている
という知らせが司令官であるホランドからコリンズに伝えられた。

彼のニセモノが名を語り海賊行為を働いてるというのだ。

山猫に確認すると、彼はそれを否定する。

「お前の手下はお前のいぬ間にルビーで勝手に略奪を働いたりはしないのか?」

「おれの仲間は、絶対におれのいぬ間にしない」と強く言いきる。

ニセのルビー・モーガンに心当たりのある山猫は取引を持ちかける。

「俺を解放してくれれば、そいつを捕まえてやる。俺は汚名を晴らし海軍は海賊退治が出来、略奪品も進呈しよう。」

司令官ホランドの決断で最終的に解放するという条件付きで山猫はコリンズの船に乗り海賊討伐に協力する事となった。

その航海の最中に山猫はコリンズのベッドに忍んで
「あんたと親交を深めたいんだよ」と誘いかけるが
堅物コリンズは
「おまえなんぞと深める親交はない」と紳士的に拒否する。

気分を害するどころか、どこかひょうひょうとした山猫は翌日

「ゆうべみたいな事はもうしない。その代わり、その眼帯ちょっと外して見せてくれないか?」
とひょいと手を伸ばして剥ぎ取ってしまうと・・・山猫はしばらく彼の左眼を見つめていて

「海軍なんてやめちまえ。おれの船に乗らないか?」と唐突な勧誘だった。

その理由は知り合いの魔女に言われた言葉

『ひとつおもてに相反する性質を持った者を手に入れれば新たな世界を手にする事ができる。』というものだ。

山猫は左右の眼の違うコリンズを見て、この男の事かも知れない・・・彼を手に入れなければ、と思ったのだ。

が、「あいにく、転職の予定ははない」とコリンズに簡単にはねつけられるのであった。

最初のエピソードは
とある島に寄って情報収集をし、ニセ海賊を追いつめていく物語りです。
その島にある宿で山猫の刺青に触れたコリンズは山猫と夢中でむさぼりあいます。

ニセ海賊とは実は山猫を縄で縛り船から突き落としたティン・ポッドという奴らで山猫とはなにやら因縁があるようです。




ニセ海賊事件が解決して姿を消した山猫が再び姿を現したのは三ヶ月後の事。
コリンズは拿捕したダイアナⅡ世号から宝の地図を入手した。
なんと、その地図は山猫も狙っていたのである。

司令官ホランドと宝の分配を取り決め、またもや海賊と海軍は手を取り合い宝探しの冒険に出向くのが第二のエピソード

そして、どうして山猫が縛られて海に投げ出されてしまったのかというエピソードが続く。

上巻の最後は
『白昼夢』というタイトルで
コリンズは転職を迫る山猫の夢を見、訓練中にも蘇る彼の不適な笑顔を苦労して追い出していた。
一方山猫は「めちゃくちゃ情熱的で、ガツガツ求められて、もうだめだって言ってもやめてくれなくて、死にそうになる夢」を仲間に語り、
それを聞いた仲間が頭を抱えてしまう。




下巻の始まりは
トマス・コットという海賊をコリンズと山猫がそれぞれ違う理由で追う物語。

カロライナ植民地総督の息子が乗った船をトマス・コットが襲い
身柄を取り戻すために相当な身代金を取られた事から、
海軍のメンツにかけてコリンズがトマス・コットを追う事になった。

山猫は、過去、トマス・コットの船「アイリス」の乗っていた。
トマス・コットの下で身も心も捧げて働き信頼を得ていたのだが、
ある日、掟を破り、「置き去り」にされた。

置き去りとは、わずかな水とわずかな食料、そして、
弾丸が込められた銃を持たされ
無人島に置き去りにされる刑の事である。

自分をそんな目に遭わせた男に8年ぶりに会いに行く。


コリンズは以前、山猫に紹介された情報屋(早耳のジョー)がいる島へ行くと、
ジョーは先に山猫からトマス・コットの情報をかき集めるよう依頼されていたため
その情報をコリンズに渡せないと言い張る。

同じ島に山猫も滞在してる事を知り、情報の交渉のため会いに行くが
山猫は海軍にトマス・コットを先に渡すわけにも行かず、
激しい情事の後、コリンズに一服盛ってからトマス・コットに向けて一足先に旅立った。

まんまと、やられたコリンズは苛立ちながらもトマス・コットに繋がる山猫を追う。

山猫はどうして「掟破り」をしてしまったのか・・・・それは女性が絡んでいます。
トマス・コットは過去愛した女に似ていた山猫の裏切りを許す事が出来ず「置き去り」にした。

コリンズより先にトマス・コットと話しが出来た山猫はトマス・コットに再度牙を剥かれますが
後方にすぐ「ロイヤル・ネイビーが追ってくる」と告げると海賊達は早々出航準備に取りかかる。

逃げるトマス・コットの船(アイリス号)に続く山猫の船(ルビー・モーガン)、それを後方から
コリンズのフリゲート艦インヴィンシブル号が迫って来る。

ルビー・モーガンは間に挟まってのドンパチを避けるため船を
インヴィンシブル号の後方に行くよう回させた。
インヴィンシブル号はアイリス号をあっという間に追い詰めあっけなく制圧。

ルビー・モーガンも海賊船であり敵であるのに
危機感なくのんびり通り過ぎる様子を眺めてる二等海尉に向けてコリンズは
「ルビーを狙え。」カノン砲を撃たせる。

ルビーの船尾甲板手すりが砕けた所から怒号が届いた。

「おれのルビーに何しゃがる!!」


「海賊風情が、軍艦の前をただで通れると思っているのか!?」


逃げていくルビーに「礼砲だ」とコリンズ自ら
ルビーの後方海面に砲を撃った。

そのひと月後

コリンズに一通の手紙が届く。

ルビー・モーガン船体修復費の請求書・・・・・・


修復費の取り立てを大義名分に再びコリンズに会いに行く山猫

ジャマイカ総督夫人の誕生日パーティに潜り込み
コリンズやホランドと再会するが、後日山猫はホランドからとんでもない事を頼まれてしまう。

ホランド司令官の姪の願いで海賊船に乗せて本国まで送り届けてくれ・・・という依頼だ。

船には女を乗せないというルールがある。
船乗りは験(げん)を担(かつ)ぐ事を怠らない。

仲間達と話し合って、山猫は気が進まないのだが
航海はルビーとインヴィンシブル号で行い
長い航海の何日か期限付きで海賊船に乗るという事と
海軍に恩を売っておいたほうがいい・・・・という事
そして、コリンズの乗船を条件にOKした。

ルビーモーガンとインヴィンシブル号はおおむね順調な航行を続けていたが
不思議な事にルビーの機嫌がどんどん悪くなり、仲間が怪我をする事件が起き
山猫は限界を感じ、司令官の姪をインヴィンシブル号へ乗り換えてもらった。
その時、コリンズを船から降ろしたくなかった山猫は彼に銃口を向け
「帰さない
あんたが船をおりるつもりなら、おれはあんたを撃つ
あんたはこのままルビーに残るんだ。
イエスかノーか、それ以外は聞かないし
もしノーなら」



「私はインヴィンシブル号に戻る」


背を向けて去って行ったコリンズ


苛立った山猫は見つけた獲物を襲った。

積み荷を売りさばくために上陸した島で山猫はさらわれてしまう。

海賊達はコリンズに助けを求め、ホランドの粋な計らいで休暇をとり
山猫救出に出向く事になる。

相手は東インド会社のサー・フランシス・ベイリーで変態の男色家だ。

山猫が「置き去り」にされた時、彼を救ったのが
サー・フランシス・ベイリーだった。その時から執着されている。

裸にして鎖で拘束された山猫をサー・フランシス・ベイリーは楽しんでいたぶる。

でも、ちゃんとコリンズと海賊達に助けられメデタシ~です。

最後のエピソードはトマス・コットの船で山猫が掟破りをした物語りが語られてます。


最後の最期まで山猫とコリンズは体は重ねてもラブラブな恋人同士という感じではありませんでした。

一見全然違うタイプの二人ですが、真っ直ぐな心根で互いを認め合っています。
生き様があり、それすら込みで惚れているので
この距離が丁度良いと思います。

エロシーンもどちらかといえば、あまり色っぽくなく坦々と・・・・
汁気が飛ぶような濡れ場スキーな方にはかなり物足りなく感じるのではないでしょうか?

ラストの展開もそうですが、全体的に余韻を持たせてる感じです。

たまに、ストーリー中心のライトノベル風なBLも良いのでは?
と思いますが、好みは人それぞれ。
ヒカルは何でも読める雑食なので、結構楽しんで読ませて頂きました。

やっぱ、海って良いね。海賊て良いね。(๑→‿ฺ←๑)

確かに翻訳小説のようでした。プロの技見たり!
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