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2009年11月30日 (月) | Edit |
こ・・・・これはっ!!

突っ込み所満載な小説である。

ヘタレというよりも、ボケ!それも超天然な一流ボケ!

購入動機は このタイトルです。
タイトルに誘われました。

著者:牧山とも イラスト:椎名咲月
この美メン、ヘタレにつき (もえぎ文庫)この美メン、ヘタレにつき (もえぎ文庫)
(2009/11/17)
牧山 とも

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STORY

誰もを虜にするスペシャルな美貌「しか」とりえのない超絶ヘタレ男・海老原慶士は、リストラされ、妹の家に居候中。妹はなんと売れっ子BL漫画家で、慶士はアシスタント兼パシリとして扱き使われていた。そんなある日、BLカラー原稿を別部署のイケメン編集者に渡す…という大失態を!しかもその相手・高木と、妹の主催する『美の補給』パーティで再会してしまい!?うろたえる慶士とは逆に、高木は興味津々で近づいてきて…。
        hon.gif

牧山とも先生のサイト
「購入者限定番外編ストーリー」が読めますが、
帯に記載されている、ID&パスワードが必要です。

ちなみに内容は、犬視点から書かれてまして、BL漫画家の妹がお出かけで
留守番をさせられる事になった犬と慶士の元に那智がやって来て犬の見守る中でHが始まるという・・・犬視点です。ワン!

ヘタレ萌えじゃなくて、ギャップ萌えです。
簡単な感想ですが、
ネタバレ宜しければ続きから・・・・・


まず、この物語りの主人がどういった人物なのか紹介します。

海老原慶士26歳

父は旧財閥系大企業の役員
母は専業主婦だが実家は旧華族で裕福な家。
都心の一等地を所有しその賃貸収入だけでも莫大なもの。
父は慶士を自分の会社に役員待遇で縁故採用させたかったのだが、
両親の溺愛をきゅうくつに感じてた慶士は、両親を説得し家を出て
就活後、中堅商社に入社した。

慶士は、すれ違う人全員が確実に振り返って二度見し、
見惚れるほどの万人を魅了する超絶美貌の持ち主。


だが・・・・・あいにくとその中身は超弩級のヘタレ。
流されやすく優柔不断。

セールスはうまく断れない
何かを頼まれると嫌と言えない
外食のメニューは決められない
銀行のATMで家電量販店のカードを使おうとする
年金手帳をパスポートと間違える
駅のホームでは電車の止まらない外れた位置でぼんやり待ってる
慌てて走って扉に挟まれる
買い物に行けばサイフを忘れる
靴を片方ずつ違うものを履いても気付かない
車の運転中に対向車にびびってハンドルから手を離す

頼りなさバツグンの男である。

営業部に配属された慶士は社内で
「ラッキーボーイ」又は「ミラクルケイ」と呼ばれていた。

慶士を伴って営業に行くと超絶美貌効果で100%契約がとれるからだ。
見た目と裏腹に話すとたどたどしくしょっちゅうつっかえる。
相づちと微笑み担当で、挨拶以外は喋る事は無かった。

所が突然、経理部に配属が変わり唯一の取り柄がルックスの慶士では役立たずの烙印を押され、不況も重なってリストラだ。
会社の寮も追い出され、親の元へは戻りたくない・・・。

悩んだあげく、妹の正美のマンションへ拝み倒してころがり込んだ。

2歳下の妹は麗しいルックスに反しクールでシュールな毒舌家。
兄よりもしっかりもので、慶士は一度も勝てた事がない。

正美は超売れっ子のBL漫画家で多忙を極めてる。
そんな所へころがり込んだゆえ
男同士のキワドイ描写の原稿に拷問のようにトーンを貼らされ
メシスタントをやらされ、
使い走りに、
正美の愛犬ドーベルマンの「琥珀」の世話まで押しつけられる。

外見の他は壊滅状態の慶士だが手先だけは器用で料理はかなりの腕前。

そんな慶士は正美に頼まれた原稿を手に大手出版社まで届けに来たのだが、
案の定、迷子になりながらも、ようやく部署にたどり着き
担当を受付で呼び出してもらえば
女性だと思っていた「タカギナチ」さんは
男前の長身美丈夫で俳優かモデルかという容姿端麗さ。

こんな人がBL編集者?

仕上がったカラーイラストを手渡すと、相手は何故か訝しげな表示・・・。
眉を片方ぴくりと上げた。その反応も無理はない。
手中のイラストは
全裸の男同士が体液まみれでくんずほぐれつのシーンが描かれている。

渡す物は渡したとその場を去ろうとした慶士に
「ちょっと待ってください」
「え?」
「原稿をお持ちになる部署を間違えていらっしゃるようです。
 ここは文芸誌を扱ってる部署であなたのご用のあるのは一階下だと」

 タカギナチという同姓同名の女性がいる・・と聞いて、
 間違いに気付く。

「あ、あああああああの、あの、あの・・・・」

まったく異なる部署の人間にあんなものを見せてしまい
焦る慶士は脱兎のごとくその場を逃げ出す。

これが、慶士と那智の出会い



妹の正美は数ヶ月に一度
『美・MENSパーティ』を主催で開いていた。

その内容は、美形の男ばかりを招く集まりで
正美は三度のめしより美しいものが好き。
美が不足すると、仕事の手が鈍り目を据わらせる。
仕事の英気を養い美の補給のためにこのパーティは開かれる。

そして、そのパーティで再び高木那智と再会

なんと高木は妹の先輩でもあった。

人違いで原稿を届けに来た青年は印象に残っていた。
その超絶美貌とくるくる変わる表情に興味をそそられる。
この高木という男、25歳。
男ばかりの3人兄弟の長男で大学は私立のトップクラス。
父親は、陶磁器分野で人間国宝、母親は往年の美人女優。

社交的で処世術に長け仕事も勤続3年目ながら超有能、
人当たりも見目もいい高木はかなりモテる。
だが、自分の外見とバックグラウンドに食いつくような人間には興味がない。おまけにプライベートでは強引で独占欲が強い。
モテモテでよりどりみどりなのに、
高木には慶士が面白くてとても気になる存在だ。

そんな慶士と高木の出会いを超売れっ子のBL漫画家が見逃すはずはない。
「美の共演が見たい」だの
なんだかんだと理由を付けて慶士を伴って高木のいる出版社へと尋ねて行く正美は、兄の世話を高木に押しつけて打ち合わせに行く。

二人きりにさせられて、オドオドと、いろいろ失敗も見られてしまうが
高木はいつもさりげなく慶士を助けてくれる。
しだいに二人の距離が縮まり、お互い、一緒にいると楽しいと思い始めて

会社の帰り道に偶然、慶士が琥珀(ドーベルマン)の散歩中なのか水たまりに
座ってる場面に出くわし、以外に近所に住んでいた事が判った。
濡れてしまった慶士をマンションに連れて行きシャワーと着替えをさせた。
脳天気で悩みなんて無さそうな慶士だが
妹の世話になっている状況は兄として情けなく感じてるらしい。
料理は得意だ・・という話を聞いて、次はこの部屋で慶士の手料理をご馳走してもらう約束をする。

そうやって、何度か、行き来をしてると、高木の母親がマンションに尋ねて来た時、二人の姿を見て、慶士は、母親を高木の彼女と誤解してしまう。そのくらい若作りしてる女優さんなのだ。
母親を追い返し、なんとか誤解を解いて、慶士の嫉妬に高木は迷い込みで突き進む事に決める。

「今後、本気で口説くぞ」と言って慶士にキスをする。

「・・・那智くん、正美の漫画に出てくる攻めの人みたいだよ」

「攻め?なるほど。それでいくと、慶士さんは受けか」

  ε=(。◢д◣。)ㄋ


次の『美・MENSパーティ』で会場の花を生けたりブーケや髪飾りを担当している慶士はプロのフラワーアーティストを紹介され、最初はうじうじしていたが
高木に諭され、一歩を踏み出す勇気を持つ。そして、高木に告白をし、すぐにでも押し倒したい気分の高木はパーティ会場を抜け出す。

その時、正美に見とがめられ、
目配せを送り、
慶士の腰に回した腕に聡い彼女は双眸を輝かせ
二人そろって「にやり」と笑いあった。( ̄∀ ̄*)イヒッ

どうやら実の兄がBLを実写化したようなことになってもいいらしい。
ホテルに部屋を取り、色っぽい行為がどうもおちゃらけ状態。
なかでも、一番爆笑したシーンが「イザ、挿入」のシーン。

後孔から指を抜かれおもむろに、慶士の視界が反転。
シーツへうつ伏せにさせられ、腰を抱えられついでに脚も開かれる。
上半身は伏せたまま、下半身だけ尻を突き出す体制である。
若い水着美人がやるなら、女豹の素敵悩殺ポーズだ。
その女豹ポーズで慶士は貫かれていく。

義理の兄が超弩級に美形の那智で幸せだという正美は
年下攻め。年上美人ヘタレがなによりも好物

この二人の関係は当然ネタにされ、
そのコミック内容にあるプレイに
慶士は泣かされているらしい。

本編終了の後、椎名さんの数ページコミックとラフ画が公開されてます。

とにかく、慶士の思考が面白い。
いろんな比喩がとても笑えるんです。

牧山さんて、こんな面白いお話を書く方だったのですね。
何冊か読んでいたのですが、今回の本はかなりインパクトありました。
読んでて、凄く楽しかったです。

女豹のポーズはしっかり想像してしまいました。

本日はこれにて!
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