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2009年09月12日 (土) | Edit |
久々にBL本と向き合っております。
読むことは読んでるんだけど・・・何故か感想となると
苦手虫に襲われてしまいます。びっくり顔

デビュー作から2年と4ヶ月ぶり
犬飼ののさんの新作『そして蝶は花と燃ゆ』 プラチナ文庫より出ました!

デビュー作覚えていますか?

近未来遊郭もの

蝶よりも華よりも (二見シャレード文庫)蝶よりも華よりも (二見シャレード文庫)
(2007/04)
犬飼 のの

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新人とは思えない巧みな文章で、ヒカルにとっては、期待の新人さんだ
次作を楽しみにしていたんですよ~~~~それなのに・・・ああ、それなのに
こんなに待たせるなんて・・・・・

『蝶よりも華よりも』 『そして蝶は花と燃ゆ』  ??あり?
タイトルが似てる???

もしかして、何か関連があるのか????

シャレードとプラチナでレーベルも違うし??

と・・・とりあえず読んでみましたら、全然関連していませんでした。

新刊は「極道」ヤクザでございます。


そして蝶は花と燃ゆ (プラチナ文庫)そして蝶は花と燃ゆ (プラチナ文庫)
(2009/09/10)
犬飼 のの

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STORY

鳳城組組長の息子・桐弥は、カタギの高校生でありながら、天才的な博徒だった。若頭補佐・雨柳の仮初めの妻として、女装して賭博の女胴師を演じる桐弥。だが、極道見習いの水無月にほのかな恋心を抱く彼を、雨柳は許さなかった。「俺が極道である限り、お前を放しはしない」幼少の頃から兄のように慕っていた雨柳が、危うい色香を放つ桐弥に、修羅の如き執着と情欲の焔を燃え上がらせる。さらに組長襲撃事件が起こり、跡目争いも勃発する中、その独占欲と愛欲に惑う桐弥は――


では、どんなお話かな~といいますと、気になる方は続きをど~ぞ~~~

ぶっちゃけ言ってしまえば、

跡目争いと主人公の高校生がカタギからヤクザへと覚悟を決めていくお話です。

『あとがき』によりますと、5年前に同人誌で書いた極道物がベースになってるとの事。
wan book

極道には博徒とテキヤの二種類があり、どちらも伝統や掟に従って古くから根付いてる。
鳳城組は数少ないサイコロ賭博を行うヤクザだった。

父『桐昌』は昔堅気で日本随一と謳われるツボ振り(胴師)でその才能は息子に受け継がれた。

鳳城組4代目組長の息子『桐弥』は10代前半でツボの中で好きな目を出す事が出来、
博徒垂涎の天才胴師として嘱望された。

父が病気で倒れた時その代理を16歳で引き受けてから
カタギの人間なのか極道の人間なのか曖昧な自分に悩んでいた。

桐也の母は息子を未成年だし極道にしたくなかった事から、
若頭補佐の雨柳は桐也を別人に仕立て上げ
『雨柳蝶子』という雨柳の妻という立場で胴師を勤めさせた。




ある日
父と母が病院で何者かに狙撃され殺されてしまう。

両親をいっぺんに失って、悲しみにくれる暇もなく、桐弥は喪主として葬式を行い、
跡目争いで若頭の猪熊やその若頭補佐の萩宮がやって来る。

雨柳は父『桐昌』の意思を受け継ぎ5代目に指示されていたが、病床でされた口約束で、それは正式な効力を持つものでは無かった。

桐也は霊代になる事で猪熊と萩宮を退き、雨柳を襲名する立場を得た。
霊代とは、亡き先代の代理人の事で跡目が当代になるまで先代と同等の権力を持つ。
だが、これは極道として名のりをあげたも同然の事で桐也は覚悟が出来上がらない状態で極道に。

その中途半端な桐也を雨柳は抱こうとするが、桐也には覚悟が足りないため雨柳を拒否してしまう。


桐也の態度に腹を立てた雨柳は組を出て行ってしまう

雨柳がいなくなった事で、その存在価値の重要な事、自分の浅はかな覚悟、そして、満たされない胸の痛みを感じて、桐也は雨柳を探し続け、銀座のクラブで雨柳を見つけ出し連れ戻す。

雨柳と共に組を支えていく決心をし雨柳に再び抱かれ、引き返せない道を歩む事になります。

若頭の猪熊と若頭補佐の萩宮は当然黙っているわけがなく、桐也と桐也の側近である水無月を拉致し、桐也に猪熊を当代にするよう脅しをかけるが、雨柳が10億持って助けに来ます。
1億ずつ入ったジェラルミンケースを猪熊の舎弟達の前に置くと猪熊の部下が一人また一人と裏切っていく・・・

最後に残された猪熊と萩宮を雨柳は殺してしまいます。

そこまで、する必要があるのか・・・・・と桐也は雨柳を詰る

でも、それは、すべて桐也から危険を取り除くための行為で、後から桐也は自分がどれだけ危険な立場にいたのかを知り、雨柳に謝りに行きます。

そして、雨柳のマンションで桐也は抱かれ、ハッピーエンド・・・・・・?

と、思いきゃ~~~~~ 犬飼ののさん、流石です。

この265ページからが、トンデモ展開になっております。

そう、映画で行くと、ほら、もう終わり~みたいな雰囲気な所で再びピンチが襲って来るという
二重構造的な展開・・・・。


鳳城組組長夫妻の四十九日法要と跡目が正式決定する幹部会に向かうため
桐也と雨柳を乗せたエレベーターが到着すると

そこは真っ暗に停電した駐車場で、
ドアが開いたエレベーターが明るくターゲットを照らし・・・・・

桐也の父と母を銃撃した犯人が再び襲って来ます。



このシーンが好きです。



このシーンと賭場のシーンがいいですね。


描写が丁寧だ。

犬飼ののさんの「極道モノ」はリアルです。

BL業界にたくさんある極道モノでも、ここまで細部に拘ったものはあまり無いような気がします。

さて、次はどんな世界を見せてくれるのか、やっぱり私は楽しみにしてしまうよ。


にしても、この絵師様・・・・・なかなか、雰囲気のある絵で
このタイアップはグッジョブです
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